十二獣機界騎士について

はじめまして。えーしゃといいます。

 

遊戯王のブログを書くのはこれが初めてで、上手く書けたかどうかあまり自信はありませんが、僕が半年間使用してきた【十二獣機界騎士】デッキについてまとめてみました。

 

 

1.構築と戦績

2.構築の詳細採用理由

3.環境デッキへのプランニング

4.構築の際に意識すること

5.デッキの強み/弱み、プレイング

 

 

1.構築戦績

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公認、非公認、cs合わせて16-6でした。

 

 

2.構築の詳細

【メイン編】

・十二獣10枚(サラブレ3ヴァイパー3モルモ1天璣3)

最も基本的なパターンだと思います。十二獣を引き過ぎて手札で渋滞すると絶対に勝てないので、動きの中心となる3種のみ採用。(本当は全種類入れたい泣)

 

・機界騎士13枚(蒼穹3紫宵3紺碧2機憶3深層2)

火力とリソース回収を兼ねる紫宵は3枚確定です。紫宵にアクセスできる蒼穹と機憶も3枚。紺碧2深層2に関しては、強貪の除外ケアはもちろんのこと、普通に2枚目を使いたい場面も多いため自分の中では減らす選択肢はありません。

 

 

・その他(誘発10壊獣1)

基本のうらら増G+うさぎ+泡影という構成。うさぎはオルターに強いだけでなくマルチロールに触れる点が非常に優秀なのと、csでは魔術師が多いと読んでいたのもあって2枚採用しました。

 

泡影は、(1)相手の先攻展開の妨害、(2)後攻の捲り、(3)伏せカードになる、という機界騎士に必要な全ての要素を兼ね備えています。文句無しの3積みです。

 

ガメシエルはエクストラリンクを捲る札をメインに入れたくて採用しました。相手がGを突っぱねた場合、イヴリースをリリースして蒼穹アドバンス召喚ガメシエルssで捲っていきます。採用枚数に関しては、魔術師以外のどのデッキに対しても強く投げられますが最初のターンで必ず投げたいカードというわけではないのと、手札でガメてる内に2枚目を引くと悲惨なためピン挿しです。ガメシエルだけに(小声)

 

 

・汎用魔法罠(強貪2操作2コズサイ2羽根1)

強貪は除外コストが痛くないため非常に使い勝手が良いです。ヴァイパーや紫宵全飛びは流石にほぼ負けですが、閃刀姫やオルターと同じくプレイングで十分ケアできる範疇だと思います。

 

操作は相手モンスター+機界騎士で明星を作るムーブがアホほど強いです。ただトロイメアゴブリンが絡むエクストラリンクには無力で、展開系は依然として数が多いため2枚の採用。

 

コズサイは魔術師が多い読みで採用。閃刀姫やオルターに対しても強く撃てるため今期は活躍の場が広がりそうです。

 

羽根は猿カード。引いたら撃ちます。

 

 

【エクストラ編】

・十二獣×8

各種2枚ずつの採用。重ね方を失敗しなければこれで十分足ります。

 

・アルティメットファルコン

やぶ蛇から出す選択肢として。環境に応じて色々変える枠です。

 

・ヒダルマー

イカ1枚から作れます。オルターのバックを剥がしたり魔術師のスケールを壊したりと器用。テキスト確認される率は95%くらいのマイナーカードです。

 

・明星

機憶と並んで機界騎士のオリカ筆頭。蒼穹で紺碧サーチ、蒼穹+何かで明星ssss時効果コスト紺碧深層サーチで相手ターン2妨害構える動きが基本です。機憶をサーチしてそのまま発動星痕リンク召喚の動きも頭に入れておくと◎。

 

ユニコーン

僕がトロイメアで最も好きなカード。場面を問わず強力な効果と、主にヴァレルソードへの回答として採用しています。

 

・星痕

"ジャックナイツ"を素材に3体要求する重たいモンスターですが、明星を経由すれば1体は別のモンスターでも良いので案外簡単に出せます。条件付きとはいえ、対象耐性+効果破壊耐性の3000打点は非常に頼もしくフィニッシャーとして申し分の無い性能。

意外と使っている人を見かけませんが、実際に使ってみるとその優秀さがよく分かる一枚だと思います。リクルート効果やダイレクトアタック効果も非常に便利。

 

・ヴァレルソード

最強のリーサルマシーン。ハリもイゾルデもないこのデッキでは召喚に際してリソースを使い切るため、出したターンに決着を付けられないとほぼ負けです。

 

 

【サイド編】

・ボーダー

展開系、オルター、トリスタ、サンダー相手に。パンクラや泡影でアウトなので過信は禁物ですが、逆に言えばそれくらいしか回答ないのでこれ一枚で勝ててしまうこともしばしば。

 

・マジックキャンセラー

対閃刀姫用最終決戦兵器。機界騎士で有名なRAMさんのアイデアをお借りしました。強貪ケアで2枚採用しましたが、cs本番では無事2枚とも次元の彼方へ旅立ちました。

 

・ラー球

展開系、魔術師相手にぽいぽいします。

 

・墓穴

主に展開系、恐竜サンダー、閃刀姫相手に。リブートを踏まないため展開系相手には罠よりも信用できます。

 

・強貪

主に先攻サイチェンの時に入れます。ボーダー引くためのカードです。

 

・一時休戦

機界騎士の特性上、カードの配置に関して相手の思考時間が伸びることが多くETEDを見据えての採用しました。ワイルドボウと組み合わせて使うと極悪。

 

・勅命

永続はすぐ割られるため信用度は怪しいですが、残れば閃刀姫を完封できるため採用。場に残る点で機界騎士との相性はそこそこです。

 

・やぶ蛇

2本目以降、こちらが機界騎士だと分かると相手はセットカードを執拗に破壊してくるためそれを逆手にとった採用です。リクルート先としては星痕、アルコン、紫宵、ボーダー、マジキャンが候補。

特に閃刀姫は真面目にやり合っても勝てないので、相手依存ではありますがこのカードに頼るほかないのが現状です。

 

 

3.環境デッキへのプランニング

【対閃刀姫】

長期戦はリソース差で負けるため短期決戦を狙います。積極的にライフを取る動きは閃刀姫側も嫌がるのでガンガン攻めます。

やぶ蛇が割れると笑顔になれます。

 

【対オルター】

機界騎士がオルターに割と強いので相性は五分~微有利くらいです。サイチェン後はボーダー+やぶ蛇があるので割と戦いやすいと感じます。プロトコルを全力で処理して深層通すのが基本的な勝ち方。クンティエリを戦闘で処理できるのが紫宵のみなので、殴る際は絶対に紫宵以外のモンスターから。

 

【対展開系】

1本目はお祈り。2本目以降は先攻ならボーダー墓穴、後攻なら誘発とラー球で頑張ります。1本目がもし運良く取れた場合、2本目は初手で捲れそうになかったら秒でデッキ畳んで3本目先攻取ります。

 

【対サンダー】

ヴァイパーで超雷龍を処理しつつ機界騎士でライフ取ります。サイチェン後は先攻でボーダー出せるととても楽になります。メインから回答多めなので比較的戦いやすい相手ではありますが、それでも強いことに変わりないので今後も色々対策を考えていきたいです。

 

 

4.構築の際に意識すること

最重要事項は「モンスターとセットカードのデッキ内比率」です。機界騎士を使う上で、初手にモンスターとセットカードをバランスよく引き込む必要があり、モンスターばかり引いてしまうと機界騎士をまともに展開できません。40枚構築ならモンスターは多くても24枚、それ以上増やすならセットカードも増やしてデッキを太らせる方が賢明だと思います。

 

あとはサイドの先攻プランを明確にすることも意識しています。今はボーダーですが、一時期はイヴリース+マーメイドのプランも試したりしていました。リブート怖いですが神6とかも強いです。いずれにせよ十二獣/機界騎士ともに先攻の盤面の貧弱さが課題なので、サイチェン後に先攻を渡されてもちゃんと戦える構築にしなければなりません。

 

 

5.強み/弱み

強みは十二獣の苦手なライフカットを機界騎士が、機界騎士の苦手な大型や耐性持ちを十二獣が処理できる点。そして縦列の作りやすさ。

弱みはデッキパワーの低さで、非環境テーマに非環境テーマを混ぜたら必然的にそうなります。汎用パワカでカバー。

 

プレイングに関しては、カードセット機界騎士十二獣機界騎士の順で動くのが基本です。カードセット時にGチェック機界騎士ss、ここまでGが飛んでこなければ相手はG持ってないと判断し、十二獣をnsしてエクシーズ、縦列作って機界騎士ssして殴ります。

 

自分の場に何かしらモンスターがいる場合、Gにチェーンして機憶発動明星リンク召喚で深層サーチは相手に1枚しか引かせずに妨害構えられるムーブなので、手札に機憶があるとGケアが楽になります。

 

時々ライカの効果に飛んでくることもありますが、その際もチェーン機憶でケアできます。機憶の制約でライカ効果が不発になるので一枚も引かせずに済み、明星を作っても1ドローでターンを返せます。

 

 

おわりに

「機界騎士ってなんか十二獣と相性良さそうじゃね?」そんなふとした思い付きからこのデッキは生まれました。初陣だったにもかかわらずWCS2018店舗予選にて優勝し、以降たくさんの方が応援してくれるようになりました。記事を書くと決めたのも読みたいと仰ってくださった方が何人もいらっしゃったからであり、こうした"機界"を得られたことは大変嬉しかったです。

 

随分と長い記事になりましたがここまで読んで頂きありがとうございました。何か気になった点やカードの採用/不採用理由など興味のある点がありましたらツイッターの方にご連絡頂ければ返信致します。

 

 

 

では!