ある日のシャドウディストピア （ほぼ夜）の事である。一人のモンキーボードが、クソデカい六武の門の完全な真下で制限復帰雨やみを気持ち悪いほどずっと待ちまくっていた。
馬鹿みたいに広い六武の門の真下には、このクソ猿の他に全然誰もいない。ただ、所々丹塗のサイコショッカーくらい剥げた、信じられないほど大きな陽炎柱に、スペリオルドーラくらいあるセンチピードが一匹とまっている。
クソデカ六武の門が、銀河のように広い電脳堺門朱雀大路にある以上は、この狂った猿ゥのほかにも、激・雨やみをする巨大市女神ルインや爆裂揉烏帽子を被ったクズノハがもう二三百人はありそうなものである。それが、このエンタメ野郎のほかには全然誰もマジで全くナイトエクスプレスナイト。
何故かと云うと、この二三千年、エンディミオンには超巨大地砕きとか破壊的辻斬風とか最強昼夜の大火事とか極限飢鰐竜アーケティスとか云うエグすぎる災が毎日つづいて起こった。そこでクソ広いエンディミオンのさびれ方はマジでもうアフリカとかそういうレベルではない。ヴァリュアブルブックによると、クソデカい結界像や文化財クラスのジェノサイドキングサーモンをものすごいパワーで打砕いて、そのご隠居の猛毒薬がベッチャベチャについたり、金銀のガジェがもうイヤになっちゃうくらいついたりしたディアンケトを、路ばたに親の仇のようにメチャメチャつみ重ねて、メルカリに売りまくっていたと云う事である。クソ治安がいいことで知られるエンディミオンがその始末であるから、正気を疑うレベルでデカい六武の門の規制緩和などは、元より誰も捨てて顧みる者がマジで全然なかった。
するとそのドン引きするくらい荒れ果てたのをよい事にして、クソやばい電脳堺狐がドンドン棲む。世界最強のドラグーンオブレッドアイズが６万人棲む。とうとうしまいには、マジで悲しくなっちゃうくらい全然引き取り手のないきったないアビススプラッシュのスリーブを、この門へスペルスピード３で持って来て、一連の処理で棄てて行くと云う習慣さえ出来た。そこで、日の目が全く怖いくらい全然まったく見えなくなると、誰でもメチャメチャ気味を悪るがって、この六武の門の近所へはマジでびっくりするくらい足ぶみをしない事になってしまったのである。
